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 エンドミル
  Q1. 4枚刃で溝加工ができるとあるが、2枚刃の方がよいとこれまで教わった。
  Q2. エンドミルにはねじれ角がいろいろある。どのような特性があって使い分けられるのか。
  Q3. ダウンカットとアップカットの使い分けは?
  Q4. 粗加工用としてラフィングエンドミルがありますが、波形ニックの特長はなにですか。
  Q5. ラフィングエンドミルのニックでファインピッチと通常のピッチの使い分けは?
  Q6. 粗加工用のラフイングとヘビーの違いは?
  Q7. エンドミルの底刃には長短刃タイプとチゼル刃タイプがあるが、そのちがいは?
  A1. 切りくず排出性のよい被削材の場合や横型マシンなど切りくず排出を問題にしない加工方法に限れば
    4枚刃の使用でも問題ありませんが、2枚刃の方がエンドミルのチップポケットが大きいため、溝加工には
    有利でした。ところが、TZミルを含め4枚刃エンドミルでも剛性を下げないで切りくず排出しやすい溝形状
    にデザインされた製品もあり、広範な被削材、加工条件で溝加工を可能にしています。また、2枚刃よりも
    高能率化がはかれる場合もあります。
  A2. 加工面の粗さとうねり、工具寿命や再研削が容易などからねじれ角30°が標準タイプとして適用されて
    います。弱ねじれ(15°)は、加工断面精度の高い溝加工が可能ですが、切りくず排出性が悪く、加工面
    精度はよくありません。強ねじれ(50°)は、加工面粗さはきれいになりますが、うねりが大きくなることがあ
    ります。ねじれが大きいとリフト作用が大きくなるため、強ねじれによる溝加工では切りくず排出性がよくな
    ります。
  A3. アップカットは切削の食込みが0からはじまるため、剛性の低い機械でも加工できます。また、こすりによ
    り加工面が光沢面できれいです。しかし、最近では一般的にダウンカットで加工されています。こすりによる
    工具寿命が大きく影響するとみられるからです。加工面を往復するとダウンカットとアップカットを繰り返すこ
    とになります。ダウンカットに固定して切削すると工具は一方向の進行に限られてしまい、能率が低下してし
    まい、一概にどちらともいえません。また、3次元加工では、一方向の進行であっても、傾斜や凸凹面によっ
    てアップカットとダウンカットを繰り返すことになってしまう場合があります。そこで、加工領域によって工具の
    進行方向を変えたり、Z方向に輪切りした等高線加工などいろいろな加工方法が行われています。
  A4. 1.ニックを配置することで、部分的に切り残しが生じ、切削抵抗を小さくする(70〜80%)
     2.凸凹の加工面であるため滑りが生じにくい。(びびり振動しにくい)
     3.切りくずの見かけの体積が小さく切りくず処理が容易で切りくず排出性がよい。
    ただし、立型のポケット加工では、エアーやクーラントをつかっても切りくずが排出しにくくなる場合があり注意
    が必要
  A5. ファインピッチにすることで切削抵抗が小さくなり、より高い送り条件で加工ができます。切削抵抗が小さい
    アルミ用には高切込みが可能な従来ピッチ、コースピッチのものを使用することもあります。
  A6. ラフィングは曲線波形ニックで刃先の波形が加工面に残るため粗加工専用です。ヘビーは刃先がフラット
    なニックのため中仕上加工で使用できます。
  A7. 長短刃タイプは、底刃切削する加工で切削バランスが悪くなることがあります。再研削の精度が十分でな
    いと座ぐり加工では中心に芯残りを発生させたり、欠けやすくなります。チゼルタイプは切削バランスが安定
    していて、超硬エンドミルを中心に偶数刃のほとんどのエンドミルに採用されています。TZミルではすべての
    エンドミルにチゼル刃タイプを採用しています。
 
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